「ゴールデンウィーク2017」を飾った映画たち
とのことなので、わたくしホリーのGWを彩ってくれた映画たちをご紹介。今年のGW、遠出もせず家事や勉強もろくにせず、だらだらと過ごしてしまい反省点も多い中、かねてから観たかった映画を観られたことだけが素敵ポイントだったり。
TSUTAYAでDVDを10枚借りてきました。2週間借りていいらしい。ラインナップはこちら↓
・青髭八人目の妻
・噂の二人
・サン・ローラン
・ビフォアサンライズ
・ライムライト
・モンテカルロへ行こう
・ニノチカ
・ヨーク軍曹
いかがでしょうか。ただ一つ失態。青ヒゲ、既に観ていたのをすっかり忘れてレンタルしてしまっていました。まあいいか。それにしてもルビッチはいいね。これぞ艶笑。
まだ全部は観ていないのでこの後まだ何作かここにレビューを載せるかもしれません。暇つぶしにご覧あれ。
『突然炎のごとく』
トリュフォー作品は
あこがれ
に次ぐ、3作目。
2人の男が1人の女に翻弄される物語。ジュールとジムは同じようで違う。似ているようで似ていない。途中2人の衣装がそっくりなシーンが何度かあり、遠くからのカットはとても似ているがやはり違う。何が違うって、カトリーヌの愛し方が違う。ジュールは彼女の側に居続けた。ジムは彼女から逃げた。2人ともそれしかなかったから。
それぞれに別の女や男がいるけれども、それはあくまでも背景でしかなく、これはこの3人の話。ジュールとジムの友情は絶対だった。友情には永続性があるけれども、愛情の儚さたるや。しかし時に愛情は友情をも脅かす。
破天荒なカトリーヌが魅力的だった。「私をつかまえて」と言って駆け出すシーン、すごく好き。
彼女は作中で2回川に飛び込む。1回目は女を蔑むジュールに腹を立てたのかと思ったけれども、多分そうじゃない。話に夢中な2人の気を引きたかった。2回目も気を引きたかったという点は同じ。「私はジムと愛し合ってるのよ、彼をどこにもやらないから、ちゃんと見ていて」というジュールへの主張。飛び込む直前はあの女神に似た微笑み。全ての男を魅了した微笑み。
ストーリー自体に意外性はないけれど忘れられない作品となりそうです。
それにしても、「ヌーヴェル」ヴァーグももう55年以上前なのね。なぜかみていて漱石の小説のような堅さ?のようなものを感じた。
『サンローラン』(SAINT LAURENT)
『イヴサンローラン』の方は観たことありましたがこちらは初めて鑑賞。富と名声を手にした天才イヴサンローランは、酒と薬に溺れながらも死ぬまでファッションを愛していた。
少し途中間延びして長い感じもするが、映像が美しい。ランウェイのシーンなんか特に。それと映画としてもディートリッヒなどかつての大女優の名を出すシーンは好きだった。
ラストシーンではイヴが死んだという噂の真偽を確かめにきた記者たちに微笑みかける。「ご覧の通り生きてるよ、笑わせるなよ」というような余裕の表情。
そしてその前の晩年のイヴと白黒の映像が交互に映るシーン、何かの引用かな?と思ったけれども寡聞にして存じないのでどなたかわかればぜひ教えてください。
『噂の二人』(原題:the children's hour)
では早速いきましょう第一弾。
今回観たのは『ローマの休日』や『おしゃれ泥棒』でも知られるウィリアムワイラー監督の1本。
テーマは重い。オードリーとシャーリーマクレーンが一気にみられるじゃないと軽い気持ちで観てしまいましたが…。
少しずつ同性の恋愛に寛容になりつつある今だからこそ考えさせられることも多い。ちょっとしたほんの子供の悪戯が数人の人生を狂わせる恐ろしさたるや。
でもあったよね、子供の頃こんなこと。こんな子いたよな、ってね。
子供の演技力には脱帽しました。睨みつける時の目がすごい。
ただ私は大のオードリー好きなので、彼女についての感想を書かせていただくと、初々しさは消え謙虚さは保ちつつ堂々と演技をするようになったオードリーもとても美しい。
なんだか文字で表すとすごく稚拙で恥ずかしいですが、まあ自己満のようなものだから少しずつうまく書けるようにしていけばいいかな。
もし目を通してくれた方がいましたら、ありがとうございます。
はじめまして
はじめまして、ホリーです。
ここでは観た映画のレビューを残していきます。備忘録的に利用していくつもりなのであまり面白さはないかもしれませんが、もし見てくれる方がいるなら嬉しいです。観る映画は古い海外の作品が多いです。映画の好みが合うという方はぜひコメント等していただければと思います。
ではでは長くなりましたが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m